ルーツ

普通の一般的な家庭に育ち、ど田舎というほど田舎でもない、けれど都会でもない街で18歳まで生きてきた。
メディアではしばしば、アーティストと呼ばれる人達の家族が紹介されていたりするが、両親もアーティストです、みたいな人達が多く、何となく変な劣等感を感じてしまう。
私は、なぜこの仕事をしようと思ったのだろう。なぜ、洋服のデザイナーなんて目指せると思ったのだろう。洋服が好きで、絵を描くのも好きで、何となく才能もある気がする、という思い込みと衝動だけで、東京に出てきてしまった。
段々自分は凡人だと気付きながらも、自分の事が好きすぎて、私は自分のやりたいことをやるんだ!と、我が儘に生きてきた。
しかし、人生にルーツが全く無い。これは小さなしこりで、ずっと心の中にある。

高祖父が「YAMAHA」の創設者「山葉寅楠」という話は、ちょっとした私の小ネタだったのだけれど、そういえば、高祖父のその人は、もの作りの職人だったそうだ。
高祖父、、、。ちょっと遠いけど、私のルーツ。職人の高祖父がいた。
そんな事実があろうと無かろうと、毎日の生活に関係無さそうなのだけれど、なんだか意味のわからない自信にはなる。ちょっと嬉しいのだ。

まあ、、、ただ、だとしても凡人であることに変わりはないので、人一倍努力あるのみです。

2020/12/01