母への私信

この前のブログのタイトルを変更した。アラフォーの結婚感、を、私の結婚感、にしました。
結婚感って人それぞれだよね、と思ったので。

時々、私の生き方や考え方が専業主婦である私の母親を否定していることになってはいないだろうか、と凄く不安になってしまう日がある。
小学生の時も、中学生の時も、高校生の時も。いつも、家に帰ると母がいてくれた。
それが、どんなに幸せな日々だったことか、私はその幸福感を知っているから、今でも充足した気分で毎日を過ごしているのではないかと思っている。
それなのに、私はその道からどんどん遠ざかっている。
「妻」とか「お母さん」という役割に拒否反応がある。

私は、専業主婦を否定しているわけじゃない。でも、何かあった時に、どうしても専業主婦にはライフラインがあまり残されていない。それが凄く悔しいと思う。
職業履歴「専業主婦」と書いて、そのキャリアを買って雇ってくれる企業はどこにもない。
凄く悔しい。

悔しいって二回も書いてしまった。

先日、私が産まれた昭和58年頃に発売された「妻たちの静かな反乱」という本を読んで泣いてしまった。
離婚の取材をする著者の、小説と実際の事例が綴られていたのだけれど、40年経ってもほとんど変わっていない日本の現状に驚愕。
「モラハラ」という言葉が浸透したことで、「それはモラハラ夫だぞー!逃げろー!」と言うことができるようになったくらいがこの40年の進歩だろうか。

「女性」という性別による役割と私は折り合いが合わないけれど、その役割と上手くマッチする人も沢山いる。
しかし、その役割を外されたら何も保証されない世の中だ。
専業主婦にもしっかり保証される仕組みがあればいいと思う。

うーむ。書きたいことがあっちこっち行ってしまった。。
やはり、結婚も出産もしてないことにいつまでたっても罪悪感がぬぐいきれないのです。
母よ、孫の顔を見せれなくて本当にごめん。
でも、今私は、幸せな毎日を過ごしてます。

2021/03/03