推しの本屋さん

昔から、本がある風景が好きだった。
実家から自転車ですぐ行ける距離に本屋、古本屋がいくつかあったのでしょっちゅう入り浸っていた思い出がある。(とはいえ学生であまり買わないので迷惑な客でした。)

以前住んでいた部屋の押し入れの半分を本棚兼書斎にして、そこでデザイン画を書くのが好きだったこともある。
思い返してみると、トーンの暗い本棚の感じがけっこう好きで、浜松の中央図書館が、その当時の自分の思春期の感じと重なって少し暗いイメージが思い出される。静かで暗くて本が沢山ある場所はなんだか落ち着く。
三鷹市役所の近くに「フォスフォレッセンス」という古本喫茶があって、もうしばらく行っていないけれど、焦げ茶色の本棚のうしろの隠れたテーブルでコーヒーを飲みながら店内の本を物色する時間が癒しの時間だった。

先日、メンタリストの人がYouTubeでホームレスの方や生活保護を受ける人々へのヘイトクライムを助長する動画を投稿して、問題になった。それも沢山の視聴者がいることに本当に恐ろしさを感じる。
どうやら、今までもヘイトや偏見を撒き散らしていたようで、それに影響を受ける若い人たちが少なからずいることを思うと、金を稼げたら世の中がどうなってもいいのか!と渇を飛ばしたくなる。

その後、千葉のlight houseという本屋さんが、「差別発言をした人の本は置きません」とツイートした。
私も、ヘイト本デマ本を置いている本屋では本は買いません、と表明する。
今の家に引っ越してきてから、近くの本屋さんを色々探索して、推しの本屋さんが出来ていたので、ますますそこで本を買おう、と思った。

私の推し本屋さんは、
学芸大学にある「sunny boy books」http://www.sunnyboybooks.jp/
「渋谷publishing&booksellers 本店」https://www.shibuyabooks.co.jp/spbs/h
「青山ブックセンターhttps://aoyamabc.jp/
新代田にある「エトセトラ ブックス ショップ」https://instagram.com/etc.books_bookshop?utm_medium=copy_linkh

ジェンダー関連の棚があるところが私的には一番ポイントだけれど、それだけではなくて、棚作りにこだわりがあってとても魅力的、そして倫理観がきちんと見えるところが好きだ。
売れ筋の本をとりあえず並べていると、どうしても、なんだか嫌悪感を抱くタイトルが並んでしまう印象がある。
ヘイト本やデマ本は、残念ながらけっこう売れるんだろう。
だからこそ、売れることよりも、自身の倫理観を大切にしている本屋さんには、私のように応援したいと思っている客が沢山いると思う。

私の家の本棚には、最近どんどんフェミニズム関連の本が増え、武器が増えていくような力強さを感じる。
自分が選んだ本で埋まった自分の本棚がやっぱり一番癒される。

余談ですが、メンタリストといえばサイモンベイカー演じるパトリックジェーンだけですからね。異論は受け付けません。

2021/08/16

追記(2021/08/18)

京都の本屋さんと大阪の本屋さんのツイート。すぐにこんな棚作りが出来る本屋さん、かっこいいです。