好きな人たち

俳優のあの人とあの人がプライベートでも付き合いがある、とか、あのアイドルと後輩のあのアイドルが仲が良いとか、そういう友人エピソードを聞くのが好きだ。
仲が良いというとき、確認するまでもなく、きっとその人たちの間では同じ価値観が共有されているんだろうと思うと、自分の好きなタレント同士が仲が良かったりすると、自分の感覚は間違ってなかった、などと変に自信を覚え、自分も仲間に入ったような感覚になったりする。

先日、星野源さんのオールナイトニッポンに私が良く聴いてるラジオのパーソナリティーの荻上チキさんがゲストで出演された。
「友達」ということを聞き、なんだかまたなぜか私が嬉しくなる。
ラジオの中では、岸政彦先生の「100分で名著」の話で盛り上がり、そして、私の推し武田砂鉄さんのラジオのその週のゲストが岸先生だった。
うぉぉー!と1人勝手に盛り上がる。私が何に興奮しているのかわからないのだけれど、なんとなく、きっと同じ価値観を共有しているであろう人たちの共演はとにかく興奮するのだ。

友人と、そんな「繋がり」の話をした直後、砂鉄さんのラジオの次週のゲストが、私も友人も好きなハライチの岩井さんと聞き、ますますうぉぉぉと興奮。
さらに、その砂鉄さんのラジオで話題にあがった出版社営業の橋本さんの著書は、まさにその日に私が読んでいた本だった。
私の好きな人たちが共鳴しあっている、そんな輪に私も勝手に入って共鳴してる感じ。
そして、その私が共鳴を覚える著名人がおすすめしている本や映画は、きっと良いものなんだろうとすぐに信頼してしまう。
ともすれば、まるで宗教のようで危うい感覚、信じすぎるのも良くないとは思うけれど、彼らは自分とは違う人格なのだということを忘れずにいられれば、信頼のもと新しい文化を知ることができるのは、やっぱり嬉しいことだなと思う。

ちなみに、なんだか苦手だなあと思う人達同士が仲が良いことを知ったりすると、ここでもまた、あぁやっぱり、と自分の感覚が信頼できるものだなと思ったりすることも、ありますよねえ。

2021/09/30