選挙にいこう

4年前の衆院選のことを、恥ずかしながら私はよく覚えていない。三鷹に住んでいたから小選挙区は山花さんに入れて、比例は自民党に入れた気がする。そのくらいぼんやりしていたし、政治に関心がなかった。4年前だってもう30代なのに、情けない。今思うと凄く恥ずかしいが、気付いたときから出来ることがあるはず、と、今日、このブログを書いている。

昔は、わきまえた女こそ良い女だと思っていたし、生活に不満がある人に対しても「私だって頑張ってる。不満言ってないで頑張ればいい」などと思っていた。頑張ることができる、ということが、すでに恵まれていることにも気付かずに。
きっと、今もそんな風に考える人もいるだろうと思う。そんな人を責められない。でも、いつかどこかで、自分の恵まれた環境に気付いて欲しいと思う。
私はどこで立ち止まれたのかなと思うと、TBSラジオのジェーンスーさんの影響が大きいかなと思う。特に相談番組を聞き続けて、沢山の気付きを得た。
「結婚して名前が変わり、毎日泣いてしまう。夫に理解してもらい今は事実婚になっているが、私が悪いのでしょうか?」このように結婚後の氏が選べないことで悩んでいる相談は何度もあった。
夫の転勤が決まり、当たり前のように妻の自分が仕事を辞めることになっていることに悩んでいる人。または、当たり前のように仕事を辞めてしまって後悔している人。

そうか。世の中の当たり前とされていることって、実は、どこかの誰かが巧妙に作ったものだった。家父長制を残したい人たちがいる。その方が都合がいいから。

政権交代してほしい。理由は沢山ある。
1つに、「変わらない」ということは、腐敗を生む。安部前首相は118回の虚偽答弁を重ねた。麻生太郎前財務大臣は、自殺した人がいるにも関わらず、森友問題の再調査はしないというし、記者に対してのパワハラも本当に見ていられない。
学術会議の任命拒否問題もそのままだし、入管で亡くなったウィシュマさんの開示されたとは言えない黒塗りの資料なども、全く非人道的である。こんなに山ほど信じられないことを平然とやってのけるのは、「政権交代なんて起きない」とたかをくくっているからなんだろうと思う。
与党支持者は野党に対して「まだ言ってるの?」というが、逆に「いつになったら与党はまともな返事してくれるの?」と言いたい。国会で、まともな日本語すらしゃべっていない与党の姿を沢山見てきた。
あんな適当な答弁で“よし”としてきたのも、適当にやりすごせば国民は忘れるし政権交代することもないだろうと思っているからだ。
とにかく、一回まともに戻すためにもひとまず政権交代してほしい。本当に。

そして、選挙公約を見ていればはっきりとわかる。どこの党が人権を大切にしていて、もしくは逆にどこの党が家父長制を残したいと思っているのか。


以前、街頭演説で安部前首相は、反対を叫ぶ市民に対し、「こんな人達に負けるわけにはいかない!」と叫んだ。

自民党の人達が、ずっと言い続けてるのは、一貫して、「僕たちの仲間は助けるけど、違う人達のことは助けないよ。」ということだ。
違う人達。わきまえない女だったり、同性愛者、外国人。妻は夫に従属するものだと思っているから、別姓は絶対に許せない。

私に関係ないことなんて、1つもない。こうやって少数派を切り捨てていくと、ほとんどの人にとって、生きにくい社会になっていく。
どこかのマジョリティである人はどこかではマイノリティである。全てにおいてマジョリティ、強者という人はいないと思うから。

何かまだ書き足りてないことある気がする。この10年間の政権に対して追及しなければならないことはまだまだ沢山ある。
コロナの感染者が増大し、自宅で亡くなった人がいるにも関わらず開かれなかった国会。
人を大切にする政党に入れたいと思う。私の一票には、一票分の力がある。
どうか、このブログを最後まで読んでくれた人みんな選挙に行ってほしい。

2021/10/25