ジェンダーは解体一択
忙しい日々が続いている中、クタクタになってベッドに入り、友人の娘(2歳)の動画を見るのが癒しの時間になっている。
‘’可愛いなぁ。”と、思うと同時に、‘’あぁ、この子が将来「女だから」という理由で嫌な目に合いませんように。”と祈る。
野党の公約に「ジェンダー平等」が掲げられるようになり、とりあえず賛成はするけれど、「ジェンダー平等」ではなく、しっかりと「男女平等」と言ってくれよと思う。
性別を表す言葉には、身体的性別のセックスと、社会的性差のジェンダーがある。
社会的性差とは、社会によって植え付けられる性差で、例えば「女の子だからおしとやかに」とか「男の子だから弱音を吐いちゃだめ」とか。
「女の子はピンク、男の子はブルー」とか。
「女は感情的」とか「男は論理的」とか。
このジェンダーは大体、女性を大人しく家に閉じ込めるために生まれたものが多いように思う。
「男らしさ」を追及していけば、それなりに稼げて一人でも生きていける道があるけれど、「女らしさ」を追及していくと、男性に生殺与奪の権を握られる未来が待っている。
感情的なのは女性?それにしては、感情的に怒鳴る人や、犯罪を犯す性別が男性に偏ってる気がするが。(性犯罪に関しては加害者の99.9%が男性である)
腹が立つことがあっても「これだから女は感情的だ 」と言われたくないから黙ってしまう女性も多いと思う。私たちはヒステリーだと言われないように話さなければいけない。「ヒステリー」って、女性に声を上げさせないための呪いの言葉ようだ。
「男の子だから多少のやんちゃは仕方ない」と幼少期に言われてきた男の子。「女の子は男の子より精神的に大人だから許してあげて」と言われてきた女の子。
「多少のセクハラは許してよ」とほざくおっさん(暴言?)と、本当は嫌だけど笑ってその場をやり過ごしてしてしまう女性。
「やんちゃ」を許されてきた男の子と、大人になっても女の人に加害する男の人は繋がっているような気がする。自分の「やんちゃ」を女の人が受け入れて当たり前、許されるものだと思っているような男の人は本当に多い。
こんなもの、社会的性差、は、平等にする必要なんてなく、解体してしまった方がいい。感情的な人、静かな人、リボンが好きな人、電車が好きな人。それが性別に紐付けされず、ただの個性だとされることを私は望んでいる。
「女の子だから理系が苦手」というような根拠のない偏見は、算数の好きな女の子の成長を拒んでしまう。
どうか、これからを生きる女の子たちが、「女だから」に縛られることがありませんように。
もちろん男の子も。負けたって泣いたっていい。嫌な事があっても女性に当たらず、弱音を友人同士で話し合えるようになれたらいいと思う。
2022/9/18