流れるまま生きている

何となく流されるまま生きている。
信頼している人が背中を押してくれた時だけ、エイヤッと頑張ってみる。そんな風に生きてきて、今、です。
そんな良くも悪くも楽観的な性格をしているわりに、このコロナ禍で外出自粛になった当初、息が詰まる思いがして苦しかった。
この先どうなるのかと不安になり、やれることと言えば何かを作ることで、私にとって幸運だったのは、それを求めてくれた人がいたことだった。

人は環境に慣れていくもので、自粛生活が続くと、今度は元に戻るのが怖くなる。
6月下旬、デパートのイベントに参加させてもらうことになった。
期限が決まっていてそこに向かって物を作るというのは久しぶりだ。
久しぶりのデパート出店を喜んでくれる友人たちがいた。
そこで初めて、心配してくれていた人がいたことに気付き、気持ちがそれだけで満たされていく。

ずっと流されるまま生きてきたけれど、私の中で変化した意識は「何事にも誠実になろう」ということだった。
不真面目だったわけではないけれど、誠実さの本当の意味もわからずに仕事をしてきた20代だった。

30代も後半に入り、誠実に生きることの意味もわかりかけてきた今、こんな自分勝手なブログを書き続けて、今度は傲慢な大人になっていないか、不安である。

2020/05/24